フォルクスワーゲン トゥーラン エンジンチェックランプ点灯
今回のトゥーラン、走行上異常は感じられないけどチェックエンジンランプ点灯で入庫されました。
まずはAUTELの汎用テスターにて診断。
コード05120:EGRバルブ回路に不具合有りと診断。
理想空燃費に近づけ効率よくエンジンの出力を上げるというのが電子制御のメリットではあるのですが、同時にシリンダー内の燃焼温度が上昇し窒素酸化物(NOx)の発生を促してしまします。 EGR(Exhaust Gas Recirculation)バルブは吸気側と排気側の間に位置しており、一度燃焼された酸素濃度の低い排気ガスを吸気側に混ぜることにより燃焼温度を下げNOxの発生を抑制しようという装置です。
写真で見てもわかるようにフォルクスワーゲンはステップモーター式のEGRバルブを採用しております。
今回は内部のギア欠けが原因でEGRバルブが開かなくなり警告が点いたものですが、バルブが閉じた状態で固定されているため異常を感じられなかったのでしょう。 バルブが開いて止まっていたらアイドリングが不安定になり、走行上支障を喫していた物と思われます。
バルブ交換後、フォルクスワーゲンやアウディーの専用テスター にてバルブ設定を行い作業完了となりました。